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内臓を抉るような快感を あぶない女104


第104章
 
寿美と初めて会った日のシャネルスーツの印象が強く残っている所為か、彼女が経済的に恵まれていない状況を把握するのには時間がかかった。

敦美と云う女には、金銭に対する執着がなかった。しかし、特に贅沢への関心もなく、平平凡凡な日々に、特別の不満も持っていない雰囲気があった。

当初持っていた欲情した女体の女というイメージも、いまでは失せていた。リビングで寝ころんで、テレビを観ている敦美の表情には、お母さんのような臭いさえしてきそうな雰囲気さえ感じられた。

ひどく平凡な大金持ちの女は、さほど高級でもない煎餅をかじり、お茶を飲んでいるのだから、金が減っていく気配は微塵もなかった。

それに引きかえ寿美は違っていた。

いまだに、高級感と云う雰囲気をリュックに背負って、新大久保を闊歩し、お姫様のような振舞いをしていた。

もっとも大きく変わったことは、たんぱくに思われていた性欲は、日増しに激しさを増し、俺を大いに苦しめた。

二週間に一度のデートは、脇目もふらずに例の旅籠の一室で待ち合わせ、寸暇を惜しんでセックスに励むことを義務のように行為していた。

たしかに、未開だった寿美の身体は、砂漠に注ぐ真水のように、見る見る吸い込み、吸収し、次ぎに注がれる水を待ちうける女体になっていた。

いま俺によって貫かれているヴァギナは、大きく咀嚼運動に興じていた。無論、寿美の意志によって起きているとは言い難い動きで、彼女は、単に、その分への感受性をマックスにしているだけだった。

ただ、自分のオマ×ンコと、その中を貫いているペニスの結合点で、何かが起きるのをジッと待っていた。

その、焦らされる待ちの行為が、内臓を抉るような快感を誘発すると云うエビデンスを信じているのだった。

実際問題、寿美のその快感の希求方法には難点が満載だった。

硬く出来上がった勃起を、寿美に快感が訪れるまで動かずに維持し続けるのだから、かなりの気力が求められていた。

「来たみたい」

寿美は、更なる結合を求めて、腰を突き出した。女体が、より深い結合を求めて、腰を突き出すと、不思議なことだが、結合は、逆に浅くなった。

いま、修験者のように、快感を求めている女体に注意喚起するなどもってのほかで、俺が態勢を入れ替え、寿美の動きを黙々と是正することになるのは、いつものことだった。

つづく


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プロフィール

鮎川かりん

Author:鮎川かりん
小説家志望、28歳の女子です。現在は都内でOLしています。出来ることなら、34歳までに小説家になりたい!可能性が目茶少ないの分ってっているのですけど、挑戦してみます。もう、社内では、プチお局と呼ばれていますけど…。売れっ子作家になりたい(笑)半分冗談、半分本気です。
初めての官能小説への挑戦ですけど、頑張ってみます。是非応援よろしくお願いします。

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