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昼下がり、行きずりの男と女 あぶない女 53


第53章

昼下がり、行きずりの男と女が高級連れ込み宿の門をくぐり、一緒に風呂に入り、その檜風呂の中で、半ば強制的なかたちでフェラチオを受け、尚且つ射精したと云う事実から推測する限り、連絡をすると云うことは、概ね男女の関係になることを、強く暗示していた。

しかし、と思った。

敦美は根拠のある関係だが、新井寿美と云う女との関係は根拠薄弱だった。いや、殆ど男女の関係になる根拠はなかった。掴みどころのない男女関係ほど不安定なものはなかった。不安定なだけなら良いのだが、不安定の上で、関係を継続する場合、その相手の心を掴む努力を強いられる。これが、想像以上に難しい。

あのアンバランスな生活環境を持つ、寿美と云う女の気持ちを繋ぎとめる器量が俺に備わっているか、かなり疑問だった。徒労を金と時間で買いに行くような気もした。

仮に、俺程度の器量で満足する女であれば、敢えて、あらためて五人目、六人目の女にする必要はなかった。ただ、まだ関係を結んでいない分だけ、女自身の実力以上に、寿美はいい女に思えた。

こうして、俺は、相手の女の良いところを見つけては、意志薄弱な心持ちのまま、意志薄弱に関係して、下駄の雪のように、女を抱え込んでしまうのだった。

いずれ、このような生活が、俺の人生に大きな衝撃を与えるのではないだろうかと予感しながらも、その生活習慣を容易に放棄する気にはなれなかった。

まぁ、そんな自責の念に捉われていたのは数分で、猛獣を追いかけるハンターのような性向が、俺の身体をあっさりと包み込んでいた。

シャネルスーツの女の家を探す必要はなかった。いまは、敦美のフリーハンドな部屋を見繕うだけなのに、色々と考えを巡らしながら、物件を眺めていた。

西武新宿線が良いのは判ったが、路線図の見当もつかなかった。記憶が正しければ、5年近い人生で、西武線に乗る機会はなかった。東武線と云う路線も乗った記憶がなかった。

リビングでは、女房とその友達数人が、茶菓子を食べながらテレビを観ていた。番組は旅番組なので、バラエティ番組の時のような馬鹿笑いはなかった。

たしか、リビングに都内の路線図が載っているパンフレットがあったのを記憶していた。本来であれば、挨拶が面倒で、客がいる時にはリビングに顔を出さない俺の顔を見て、女房が訝った。

致し方なく、ひとあたり、如才なく挨拶を交わし、用件を伝えると、リビングを引っ掻き回されたくない女房は、直ぐに探して持って行くと宣言した。

そのパンフレットが、どこにあるか記憶があるのだろう。もしかすると、そのパンフレットの近くに、大切な何かを隠し持っているのかもしれなかったが、まったく興味はなかった。

たしかに、女房は間髪を入れずにパンフレットを届けた。西武新宿線の路線図に書き込まれている駅は、半分以上、縁もゆかりもない町だった。未知の町と俺と云う関係に考えが至ると、もう一つ新たな人生が加わったようで、心が豊かになった。

下落合、沼袋、鷺ノ宮、井荻、上石神井、田無、小平……。西武新宿線の駅名を眺めてみたが、知っている町は、下落合、井荻、田無くらいのものだった。

正直、西東京方面と云うシャネルスーツの女の焼肉屋が、西武新宿線上にあるという前提なだけで、西東京という地域で考えるならば、西武池袋線にあっても不思議ではなかった。

ただ、シャネルスーツの女が、新宿から山手線に乗った事実と、新大久保で買い物をした事実を重ね合わせて、新宿発の路線を想定したに過ぎなかった。

しかし、シャネルスーツの女は、現実逃避するように新宿に出てきていると思える部分が強いのだから、俺と会う場合、新宿地域を逢瀬の場所に指定する確率は高かった。

俺の存在は、あの女にとって非現実的な存在のはずだから、焼肉屋に近くては、その存在価値を傷つけるようなものだった。

つづく


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あぶない女 52


第52章

家に向かうタクシーの中から、敦美が望む住まい探しを、知り合いの不動産屋に頼んだ。

この不動産屋に、愛人の家探しを依頼したのは三度目だ。敦美の場合、愛人と云うわけではないが、他人は愛人に違いないと思うのだろう。

相手が、どう思っているか、特別気にはならなかった。何らかの事情で、反目するような事があれば、多少のリスクにはなるが、バレタからといって、家庭騒動は起きるような家ではなかった。

金に余裕のある物件探しは気楽だった。家に辿りついた頃には、仕事部屋のFAXに、10軒近い物件の見取り図や条件概要の資料が届いていた。

家賃15万前後の1LDKは、物件そのものは少ないそうだ。おそらく、一人住まいはワンルームになるし、残りはファミリータイプになるので、その中間のニーズが少ないと云うことだろう。

送られてきた物件は、気を利かせたのだろう、俺の最寄駅から直通で行ける町が選ばれていた。それほど頻繁に行くことはない筈だが、特に文句もなかった。

果たして、頻繁に行かないと云う俺の思惑を、敦美が納得すかどうか、その自信はなかった。考えてみると、敦美に対して、旦那のもとから逃げ出せと言った手前、暫くは面倒見るのが人情と云うものだった。まぁ、他の女との時間を削れば、どうにか都合はつくだろう。

それよりも、と俺は思った。あの新大久保の女の方が気になっていた。寿美(ひさみ?)と云う女の名前から類推すると、朝鮮系の女に使われる名前だった。新井と云う苗字も半島系の人々が好んで使う苗字だった。

新大久保の女がロシア人であろうと、朝鮮人であろうと、蠱惑的であることに変りなかった。敦美には、財産と云う誘惑材料があるが、寿美には、計算できない危険な臭いもする、ポイズンな魅力が備わっていた。

住所録に加えられるであろう二人の新しい女は、出来れば同一ルートに住んでいることが理想だった。車移動であれば、同じ幹線道路沿いだと尚よかった。

つまり、西東京の端にあると云う寿美の焼肉屋と敦美の棲む隠れ屋は、同一の沿線にある方が好都合だった。
 
新井寿美と云う女は、逢瀬の場所を新大久保方面に望むかもしれなかった。そうなると、西東京と新宿の間で、敦美の住まいを探すのがベストだった。

西武新宿線沿線が有力候補だ。おそらく、西東京と言ったのだから、寿美の焼肉屋は、田無から小平の周辺にあるのだろう。ということは、敦美の部屋が西武新宿線沿いで探せば良いことになる。

取らぬ狸の皮算用かとも思うが、決して当てずっぽうなに思いを巡らしているわけではなかった。

昼下がり、行きずりの男と女が高級連れ込み宿に入り、一緒に風呂に入り、その檜風呂の中で、半ば強制的なかたちでフェラチオを受け、尚且つ射精したと云う事実から推測する限り、連絡をすると云うことは、概ね男女の関係になることを、強く暗示していた。

しかしと思った。敦美は根拠のある関係だが、新井寿美と云う女との関係は根拠は薄弱だった。いや、殆ど男女の関係になる根拠はなかった。掴みどころのない男女関係ほど不安定なものはなかった。不安定なだけなら良いのだが、関係を継続する場合、その相手の心を掴む努力を強いられる。これが、想像以上に難しい。

あのアンバランスな生活環境を持つ、寿美と云う女の気持ちを繋ぎとめる器量が俺に備わっているか、かなり疑問だった。仮に、俺程度の器量で満足する女であれば、敢えて、あらためて五人目、六人目の女にする必要はなかった。
ただ、まだ関係を結んでいない分だけ、実力以上に、寿美はいい女に思えた。

こうして、俺は、相手の女の良いところを見つけては、意志薄弱な心持ちのまま、意志薄弱に関係して、下駄の雪のように、女を抱え込んでしまうのだった。

いずれ、このような生活が、俺の人生に大きな衝撃を与えるのではないだろうかと予感しながらも、その生活習慣を容易に放棄する気にはなれなかった。

つづく

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あぶない女 51


第51章

二度目の勃起は疲れを忘れたように縦横に動いた。敦美に潮吹きによるオーガズム以上のオーガズムを与えたい一心で、俺は、敦美の中に居座った。

しかし、そのすべてが俺の思い込みだった。

屹立状態のペニスに、あらゆる努力を命じたが、敦美に潮吹きの時に見せた恍惚の顔をさせることは出来なかった。

達成感のない行為に疲れ果て、俺は身体も心もベッドの上に投げ捨てた。

「怒ったの?」

「まさか。単に疲れたから、今日は、もう良いかな、そういう感じ……」

「私のこと嫌にならないでね」

「大丈夫だよ。でも、君が考えるほど俺は若くないから、こっちの方はお手柔らかにね」

「そうなの。一回目だって良かったし、二回目のアレなんて鉄棒みたいになってたわ」

「それとこれとは違うんだよね。良く判らないけど、アレは勝手に勃ってしまうシロモノだからさ。俺の体力と無関係な動きをするんだよね」

「へえ、困った生き物ね」

「そう、若い頃は、自己制御出来たんだけどね、俺くらいの歳になると、持ち主の言うことを聞かなくなる。必要な時に勃たなかったり、不必要な時に勃ッたりするからね」

「でも、今日は元気だったわ。今日って、不必要な日じゃないよね」

「今日は必要な日に、ちゃんと勃ったね。二度目は強制的だったけどさ」

「私ってさ、あの時の表情を上手く表現できないの。だから、気持ちが良いのに、気持ちが良くないみたいに誤解されて、何度か失恋したことがあるの。随分、セックス沢山したけど、自己表現が下手なのよね……」

俺は、敦美の話を聞きながら、初めて会った時の、敦美の嬌態はなかった事になるのかと訝った。

いや、あの時の自分は幻影であり、敦美の中では、あずかり知らぬ事として消化されているのだろう。敢えて聞き質すことでもなかった。

敦美は執拗に泊まって欲しいと懇願されたが、仕事の邪魔をするような女は嫌いだし、つき合いを続けることは難しくなる、と多少不機嫌を装って話すと、仕事は大切よねと、同調することで、自分の要求ははじめからなかったような顔つきになっていた。

最後には、俺が何度か電話を入れることで、手打ちになった。まあ、家出してきた敦美としては、絶大な保護者を求めているのだから、その要求にくらい応じてやるのが人の縁だった。

つづく

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あぶない女 50


第50章

敦美の開放する言葉に誘導された俺の勃起は、まさしく、敦美の中心に収まった。

不思議なこともあるものだが、俺は敦美の中に勃起を挿し込んだだけで、何をすべきか、失念していた。

意志を失ったペニス、いや充分に勃起しているペニスを、敦美の中に埋没させておきながら、どのように動いて良いものか、方向を見失っていた。

そんな迷路で戸惑っている俺のペニスを、強く撫でまわす力を感じて、たじろいだ。

敦美の膣壁が強く確かな蠕動運動繰り出し、気もそぞろに右往左往しているペニスの先に命を吹きこんだ。

「口を塞いで!」敦美の言葉は、有無を言わさぬ力強さがあった。

俺は命じられるままに唇を重ね、激しく唾液を交換した。まさに、覚醒剤感染確実な行為に引き摺り込まれている、そんな錯覚に陥りながら、それでも構わない、そんな気分にまで誘い込まれた。

魔性の女なのか、この敦美と云う女は。そんな疑念を抱いたのは瞬間で、その殆どは、魔性な女でも、覚醒剤感染であれ、今の敦美の膣が与えてくれる快感に身を任せていた。

野生の動物であれば、既に、天敵に襲われ命を失うほど惚けた状態で、女の膣内挿し込んだ勃起の快感に身を任せた。

「いつでも良いから、出して……」

敦美は、極点に達した勃起を感じたのか、膣内に射精することを許した。いや、望んだ。

男には、膣内に射精する行為に対して粗雑さがある。時と場合によると、のっぴきならない問題を抱えることになると云う自覚がありながら、まさか、そんなことにはならないに違いない、と云う奔放さがあった。

その時の俺もそうだった。この女は、性の対象ではないと感じていたのは、数十分前ではないか。それが、今では、膣内に精液を注ぎ込もうとしている。矛盾な行動と云うよりも、考えたことが、欺瞞の証明になっていた。

半ば惚けた状態で、俺はベッドに横たわり、敦美と云う女に下半身を預けていた。

ほんの少し前に、たしかに敦美の膣内に射精したはずのペニスが、敦美の口中で勃起しているのを確信していた。

俺の肉体に、こんな力が残っていたことは驚きとしか言いようがなかった。おそらく、正確に言うならば、敦美の器量が、そのような現象を惹き起こしていると言うべきだった。

いま、勃起しているペニスは、俺の勃起ではなく、敦美の勃起のようだった。

敦美に、そのような幻惑的器量が備わっているのか、俺が、勝手に、敦美に蠱惑なにょしょうの存在を作り上げたのかハッキリしなかった。不思議なことは続いた。

射精後の奇妙な屹立状態の勃起を、再び敦美の陰部に挿しいれた。

自分の精液であるにも関わらず、挿入した時点では、肉体は不快に満たされていた。

もうここまで来ると、男と云うもの、後戻りは出来ない。何とかして、心持ちの良い状況まで努力を惜しまなかった。

敦美の膣内の、俺自身の精液を、雁部を駆使して掻きだす作業に没頭した。比較的高めの雁部のお蔭で、射精後の残滓の感触は和らぎ、送出の繰り返しは、気がつくと、いつものセックスの送出運動になっていた。

つづく

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あぶない女 49


第49章

敦美は、一糸まとわぬ姿でバスルームから出てくると、窓際に佇んだ。

おいおい大丈夫かと思ったが口には出さなかった。

まだ、俺の中では、敦美と云う女はテリトリーの外にいる女だった。その所為だろう、敦美が隣接のビルの窓から、その裸身を盗み見られても、特別気持ちが動くこともなかった。

まだ、敦美と俺と云う男の関係が希薄だと云う証明ようだった。男女の関係でなくとも、親しい関係だったら、もう少し違った対応をしただろうと、醒めた自分の気持ちに、幾分嫌悪を覚えた。

暫くすると、裸身を晒すことに飽きた敦美がベッドに潜りこんできた。

「抱いて貰える」敦美が長い脚を絡ませてきた。

いま、俺はこの女を抱きたいのか、自分の身体に答えるを求めるように、女の中心に指を伸ばした。

敦美を、潮を吹いたとき以上の恍惚に浸らせることは困難に思えた。しかし、女の中心に指を挿し込んだ挙句、何もしないというのも不自然だった。

親の遺産を手に入れたばかりに、亭主に覚せい剤漬けにされそうになった女、重大な犯罪の被害者なのだから、間違いなく気の毒な女だった。

気の毒な女と性的魅力は別物だろうが、敦美は充分に性的魅力を持ち合わせた身体の持ち主だった。

にも拘らず、敦美の身体に対して強く勃起してこない俺の身体は、何なのだろうか。

どこかで、敦美と云う女に怖れをなしているのではないだろうか。初めて会った時のシャブ中毒患者独特の症状に怖れをなしているのかもしれない。そして、敦美と合体することで、中毒が感染するような非科学的気持ちになっているのかもしれなかった。

であれば、敦美への冒涜でもある。敦美自身に関わりのない出来事で、俺は敦美と云う女を評価していることになり、はなはだ公正さにかけていた。

こんなことを考えながら、女の陰部に指を挿しいれていること自体、ひどく違反な行為をしている心持ちだった。

ルール違反を犯している俺の指は、即刻抜き去るべきだった。そして、俺はその通り、指を敦美の陰部から抜き取った。

「駄目、入れておいて。入っているだけで充分気持ちいいんだから……」

「そう。でも、その気にさせて、締めくくれないかもしれないからね……」

「それは男の人の誤解よ。セックスの締めくくりが、挿入とか射精って理解は間違っていると思うよ。胸を揉まれていても、充分性的だし、お尻を揉まれても性的だし、指を揉まれている時も、充分に性的。それだけで、行くこともあるわ。だから、元に戻して、貴方の指を……」

俺は言われるままに、指を再び、敦美の身体の中心に挿入した。そして同時に、自分の下半身が目覚めてゆくのを他人のように感じていた。

つづく

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あぶない女 48


第48章

敦美の膣口から噴き出した液体は、かなりの時間空気に触れてもアンモニアの臭いはしてこなかった。

尿や水に比べて乾きが早く感じられた。

尿道から噴き出した尿であれば、空気に触れることで、尿素が酸化してアンモニアガスを出すと云う化学変化が起きる筈だったが、いくら嗅いでも、その臭いは感じられなかった。

これこそが、正真正銘の潮吹きなのだろうと、目撃はしたのだが、その正体やメカニズムを解明していないので、何ひとつ確信的な気分にはなれなかった。

いずれにしても、敦美と云う女の身体には、多くの謎が隠されているようだったが、特別、探求する興味は湧かなかった。

正直、敦美と云う女に対して、性的な興味はなかった。

初めて出会った日の錯乱した態度が脳裏から消えなかった。また再び、あのような女に豹変することへの怖れのようなものが、俺の片隅に残されていた。

敦美の話を信じるのであれば、彼女は被害者であり、同情する余地はあるだろうが、咎める筋合いではなかった。しかし、理屈に合わない感情を排除する義理もなかった。

今後、何らかの変化が起きて、敦美と云う女を性的興味の対象とするような時が来ても、きっと、敦美が正真正銘の潮吹きであることで、好きになるわけではないと思った。

いま、敦美に興味があるのは、彼女の夫が、自分の女房をシャブ中にしてでも横取りしたい欲望にかられた、敦美の遺産の額に興味があった。

特別、良人に代わって、俺が財産を掠め取ろうと云う話ではない。自分の女房をシャブ漬けにするとか、殺してしまうような財産と云うものは、どのくらいの額なのだろうか、そのことに興味があった。

掠め取る積りではないのに興味がある。欺瞞な言い分に聞こえてしまいそうだが、あくまで、純粋な好奇心だった。

敦美が一糸まとわずにバスルームに消えたあと、ベッドメークを頼むべきかどうか、膣口から噴き出した液体で濡れていたシーツの付近に手を当てた。

手で触れるかぎり、どこが濡れた位置なのか、はっきりとしなかった。頬を当ててみると、僅かな湿気を感じることが出来たが、特別シーツを換えさせるほどではなかった。

そして、敦美が潮吹きでオーガズムを感じてから、既に一時間以上経過していたが、アンモニア臭は一切なかった。

どのようなメカニズムで、膣から、あれ程の潮が噴出すのか、まったく判らなかった。愛液の大量放出と云うことは考えにくかった。粘着力がまったくない愛液というのも考えにくかった。

ただ、仮に、敦美と云う女と関わりあう時、敦美の側は、俺を性的な対象物と考える可能性が高かった。と云うことは、敦美と会うたびに、あの潮吹きにつき合わされる可能性があった。

まあ、事前に分っていれば、潮吹きだろうが、放尿だろうが、吸水シートでケアできるので、さしたる問題ではなかった。

しかし、敦美のオーガズム来るまで、じっと潮が吹くのを待つ自分の姿は、どこか滑稽すぎて、避けて通りたいと思った。

それを避けるにはどうすればいいのだろう。

潮吹きと云うオーガズム・ルーチンから、敦美を脱出させるのが、一つの方法だった。ただし、その脱出には、敦美にオーガズムを与える代償行為が必要だった。

その代償行為を実行するのは、無論他の男と云うわけにはいかないだろうから、当面は、誰あろう、俺と云うことになる。

ここまで考えて、俺の思考はとまった。

つづく

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あぶない女 47


第47章

敦美の裸身は、ホテル自慢の二面採光のベッドの上で、正真正銘の“潮吹き”の瞬間を待っていた。

もう、敦美の口から言葉は失われていた。そして、ひたすら、潮が吹きだす瞬間を待ちうけていた。

一瞬、敦美の腰が浮いた。

次の瞬間、敦美の開かれた股間から、水がほとばしった。部屋の採光と、敦美のほとばしる水が、光の中で絡みあった。

綺麗だ、俺は観察を忘れ、水と光の戯れを眺めていたが、観察を命じられていたことを思い出した。

股間を覗き、大陰唇を指で開いて見ても、そのほとばしりが、膣口から出ていると確信は持てなかった

俺は、逆もまた真などと呟きながら、比較的観察が容易な状態になっている尿道口に目を向けた。

尿道口から、その水が噴出していなければ、まさに、その水は膣口から放出されている筈だった。

少なくとも、尿道口から、水が噴出しているようには見えなかった。

 敦美の股間は、おびただしい噴出してくる水で濡れているから、尿道口も濡れ光、輝いていた。しかし、俺が目撃する限り、そこから噴出している印象はなかった。

つまり、そこから噴出していないのであれば、噴出口は膣口に限定される。

なぜ、膣口から、これほどの量の水が噴出するのか信じられなかったが、真実だった。

俺は、俄かに信じられない中で、深く考えもなく、その水を手で受けとめ、口で味わった。

何の味もしなかった。

尿であるなら、どんなに水っぽい尿であっても、塩分の味がする筈だったが、敦美の吹きだす液体は、まさに、無味無臭だった。

膣口から噴き出していた液体の勢いがなくなり、敦美の肉体が弛緩していった。

オーガズムに達したのと同様な惚けた表情の敦美は美しかった。映画のワンカットを演じている女優のようだった。

つづく

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あぶない女 46


第46章

敦美はフェイクとも思えない表情を顔に浮かべていた。眉間に二本の縦じわが浮き上がり、心なしか歯を食いしばっていた。

俺は、そんな表情の敦美を確認した上で、迫り出した陰部の動きに神経を集中した。

涙を蓄えたような敦美の陰部は、今にも雫を会陰に向かって滴り落とす寸前だった。

しかし、その雫の原泉をあらためて凝視する俺の目は、雫のすべてが、尿道ではなく、膣口から湧き出ていることを確認した。

「ねぇ、私の潮吹きって、オシッコじゃないみたいなの。出るとこ見ていてね」

たしかに、アダルトビデオが得意とする“潮吹きシーン”は、大量の水やビールで膀胱をパンパンに満たしたうえで、膣の上部、つまり尿道を激しく刺激することで放尿を促すものだった。現に何人かの女体で試してみたが、アダルトビデオ同様に、見る限りは“潮吹き”のような現象が起きた。

しかし、当然のことだが、それはあくまで放尿であり、決して“潮吹き”ではなかった。多くのAV嬢が膣炎や尿道炎、膀胱炎の持ち主であることが、この事実を証明していた。

敦美が、見て欲しと云う“潮吹き”も、例によって“放尿”に過ぎないのだろうと思いながら、両脚を突っ張るように伸ばし、前つきの陰部を晒し、その指で、膣前庭を目一杯に押し開き、潮が吹く瞬間を待っていた。

「手伝わなくていいのか?」俺は、意図的に声を掛けた。

「イイの、見ているだけで。そのかわり、オ×ンコから出ているってシッカリ見ててよ」

敦美はそう呟くように話すと、潮吹きの兆しが来たのか、突然態勢を変えた。

Ⅿ字に開脚された敦美の陰部は、俺の視界を狭いものにした。

この角度では、敦美の股間は見えるが、尿道と膣口の区別をするのは、不可能に近かった。

「これじゃ見えないよ。悪いけど、俺の手で開いて良いかな?」

「いいよ!もうすぐ出るから、あなたの手で開いて見て!」

俺は許される範囲で、敦美のオ×ンコを押し開き、膣道を凝視した。

「出るよ!」敦美の切迫した声が聞こえた。

ピュッ!と、尿道からおしるしのような一滴が飛び出した。まさしく、その一滴は、オ×ンコから飛び出していた。

これがまさしく“潮吹き”と云うことか。俺は、はじめてお目にかかる、その一滴に感動した。

その遠慮がちな一滴は、間欠的に、二滴、三滴、そして、幼女のオシッコの様に、細い糸を引き、可愛らしく噴き出た。

「ああ、イイの~!嫌いになった?」

「いや、好きになったくらいだよ。思う存分しなよ」

俺は角度を変えた、明らかに膣口から、その細い筋状の放出液が出ていることを確認した。

つづく

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あぶない女 45


第45章

「イク、イク、イクからね!」

敦美は外れてしまった俺の指の存在などすっかり忘れて、憑き物に呪われたように、己のオ×ンコに熱中した。

激しいオーガズムに至ることが目的なのだろうが、どこか神がかって、神聖な行事の一環にも思えた。

敦美の両の指が大陰唇を押しひろげ、尿道口と膣口を際立たせた。そのメリハリの効いた女の部分は、充分な照明と窓からの採光に、そのすべてを晒し、怪しく蠢いていた。

傍の人間が目撃すれば、単に猥褻な一場面に過ぎないのだろうが、俺の目には、神聖な行為の一環に映っていた。

敦美の、その行為に、俺が参加する必要はなさそうだった。アダルトビデオの場合は、Gスポット周辺の尿道に近い膣の上部を、強く加圧した状態で、左右に激しく揉みこむことで、オシッコを漏らさせるわけだ。

そのような強制的排尿行為を、巷では、“潮吹き”などと、勝手に命名し、勝手に信じられているが、あれは物理的強制排尿に過ぎない。

“潮吹き”の演技に長けたAV嬢であれば、間欠の潮吹きを演じることも出来るし、大量に尿を吹きだすことも可能だった。

しかし、その噴き出てくる“潮”は、どこまでいっても、膣口ではなく、尿道口から噴き出ている。

敦美は、俺の指による行為を必要としていないが、いずれ尿道から、性的な意味はあるが自分で排尿するのだろうと、その時を待った。

「ねえ、オ×ンコ見ててね。嫌いになっちゃ駄目だからね」

「あぁ、嫌いになんかならないから、思い切って、解放してごらん」おれは、そう言わざるを得なかった。

実際問題、心置きなく排尿するシーンを想定していたので、気持ちは半分萎えていた。

恥を忍んで、ベットメークを頼むか、ベッドカバーで、急場をしのぐか、そんなことを思いながら、真逆の言葉を発していた。

しかし、自分のオ×ンコを剥きだしにして、自力で放尿しようとしている敦美と云う女に違和感を覚えた。

自分で放尿することで快感が得られるとは、何とも便利な身体だが、本当なのだろうか?敦美に関しては、単なる放尿ではないのかもしれなかった。

単なる放尿ではない、だとすると、どのような放尿なのか、パートナーの俺としては、その変っているであろう放尿を、観察してやる義務があるのだと思った。

グース ダウンの寝具、きめ細やかで肌触りのやわらかいエジプト綿100%のリネン。放尿するには気の毒なほど、申し分のない寝具に、今まさに、敦美は放尿しようとしていた。

「行くわ!もうダメ、我慢できない~~!」

「イケ、イッテ良いぞ!シッカリ見ててやるからな!」

俺は、義理の範囲を離れ、本気で、敦美が放尿するであろう、せり上がるオ×ンコに視線を集中した。

つづく

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あぶない女 44


第44章

二方向に展開する大型の窓には、無論レースのカーテンも視界を塞ぐカーテンもあった。しかし、今さら、行為を中座して、カーテンを閉めに行く気はなかった。

昼下がりのホテルの一室の男女の営みを目撃出来た人物は、単にラッキーな光景に出くわしただけだった。いや、場合によると、不快な光景に映る人いるだろうから、アンラッキーかもしれない。

女のヴァギナに挿しこまれた俺の指は、敦美の指なのか、腕の一部なのか判らないが、同化して激しく動いた。

しかし、敦美が選んだゲストルームのレイアウトはかなり奇妙だった。開け放たれた二方向の窓に向かってベッドが置いてあるのだから、敦美の下半身は事実上、まる見えだった。

敦美が、その状況を理解しているかどうか聞く気はなかった。窓に向かっているのが下半身だけなのだから、オ×ンコは丸見えだが、敦美の顔がまる見えと云うわけではなかった。むしろ、俺の顔の方がまる見えだった。

しかし、今さら“待った”と声を掛けられる段階ではなかった。敦美の腕も掌も指も、無我の境地で、思いっ切りの快感を得ようと走りだしていた。

俺に勃起を要求することもなく、こんな行動に出てくれたことは幸運だった。

女に性的満足を与えるとしても、自分の勃起によって、或いは、指の協力によってでは、どこか責任の重さが違うように思えた。

実際には、単なる思い込みで、俺が、敦美と云う女に負うであろう責任の量は変らなかった。

敦美の口から言葉は消え、切れ切れな息衝きが間歇的に起きた。顔は紅潮して、小鼻がこまめに動いた。

その表情から、敦美の頂点が近いのは理解できた。

しかし、敦美の言葉を信じるなら、軽いオーガズムに達した後、更なる深いオーガズムに達し、失禁するのでよろしく。

そして、失禁しているあいだ、叱咤激励して気持ち良くオシッコをさせて欲しい、と頼まれた。少なくとも、俺は、そのように理解していた。

このキングサイズのベッドを、何の養生もなしに、オシッコでびしょ濡れにする勇気はなかったが、一日2回のベッドメークがサービスの売りらしいので、失禁処理もサービスの想定範囲と言えた。

敦美にそれ相当のオーガズムが訪れ、軽い身体の硬直と弛緩が訪れた。

その表情は穏やかで、今にも寝入るのではないか、そんな印象に見えた。

しかし、それは俺の甘い見通しで、一時の休息で息を吹き返した敦美の肉体は、更なる命でも吹きこまれたように、躍動した。

つづく

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プロフィール

鮎川かりん

Author:鮎川かりん
小説家志望、28歳の女子です。現在は都内でOLしています。出来ることなら、34歳までに小説家になりたい!可能性が目茶少ないの分ってっているのですけど、挑戦してみます。もう、社内では、プチお局と呼ばれていますけど…。売れっ子作家になりたい(笑)半分冗談、半分本気です。
初めての官能小説への挑戦ですけど、頑張ってみます。是非応援よろしくお願いします。

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人妻のからだ 』(中編)

終着駅 』(長編連載中)

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